シェアードプリントとは何か(ver. 2020)

と、今年の抱負のようなことを書きます。

過去にこのようなものを書きましたが、アップデート版です。
spica.hatenablog.jp


最近、Wikipedia英語版にシェアードプリントの項目ができたようです。
ざっくり理解するにはこの項目がよいのではないかという気がしています。参考文献も多いし。
en.wikipedia.org


項目名はシェアードプリントではなく「Collective collections」で、続けて「shared print programとも呼ばれる」と書いてあります。
「学術・研究図書館が参加するものが多く、物理的なコレクションを保存、構築、提供するために協働すること」と定義されています。
以降、シェアードプリントの目標(資料の保存・提供と、重複の除籍)、タイプ(集中型と分散型)、事例、歴史が書かれています。また、多くの参考文献が挙げられています。
Collective collectionsはなんて訳すのが適切なのだろう。集合コレクション?参加館の蔵書の総体、ってイメージがあります。

なお、Wikipediaのこの項目を執筆したのは、北米の多くのシェアードプリントプログラムの関係者が参加するPartnership for Shared Book Collectionsアウトリーチ担当グループとのことです。
sharedprint.org


それでこのPartnership for Shared Book CollectionsのWebサイトは、シェアードプリントとは何かを知るのにとても有益です。
この記事を途中で放棄していますが、もうこのサイトを見るだけで全部わかりますよっていう...。
たとえば:


あとは、このあたりから今年中に報告書が出る見込みです。ぜひ参考にしていただければと。
そろそろ日本でもシェアードプリントの翻訳本なりが出てもよい気がするのだけど、あまり流行らないテーマなのかな。


最後に、今年の抱負です。
ここまで北米の事例ばかり追ってましたが、今年はヨーロッパ圏の事例も少し見るようにしたいと思っています。特に、国会図書館(BL)+大学図書館でシェアードプリントに取り組んでいる英国・UKRR。北米は地域やコンソーシアム単位の取り組みがほとんどなので。
あとはデータ分析ももうちょい頑張りたいです。そのうち表に出せたらいいなと思っています。それに関連して、データハンドリングをちゃんと勉強して、できるようになりたいです。現状、完全に自己流だし、分析手法の理解も足りてない。このへんについて学ぶ方法、詳しい方ぜひご教示ください。
また抱負ついでに、今年はオープンアクセス、研究データ管理のような「図書館の研究支援」的なテーマも、ちゃんと勉強する必要がありそうなので、がんばります。